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P32-33  
小学館の図鑑「NEO+もっとくらべる図鑑」
高さと深さ
本誌 P32-33

まずは最初のページ。地上部は所狭しと詰まっている。前回登場させた飛行船を同じく登場させた。海の急角度な高配は、紙面の関係上一気に日本海溝まで下っているせいだ。
 
P34-35   小学館の図鑑「NEO+もっとくらべる図鑑」
高さと深さ
本誌 P34-35

世界には色々なものが存在していることを教えられる。湖などの形は誇張されているが、できるだけリアルに見えるよう気を使った。小さくなり見えづらくなってしまった建築物だが、拡大でお見せする。
 
P36-39  

小学館の図鑑「NEO+もっとくらべる図鑑」
高さと深さ
本誌 P36-39

観音開きと云われる縦長のページ。前回も登場した山々に加え、見たことも聞いたこともない山も追加され、迫力も増した。巨大な積乱雲がちょうど高度10.000mに位置している。海底の表現や見せ方に工夫を凝らしている。地下のボーリングは、左端に位置しているものがロシアの記録している12.262mまで達したものだ。しかし、12キロ以上もの繋げたパイプをよくぞコントロールしている。重量だけでもどれ程のものなのか、想像を超えている。1989年予想を超えた地温180度に遭遇し、1992年掘削を断念している。目標は15.000mだったらしいから驚きだ。

紙面が大きいことからデータ量が異常に大きく、取り扱いに苦労した。事実、レイヤー別で進めていたpsd-dataを途中で失ってしまい、困り果てた。
山の大きさやキャラクターの大きさは、適当である。バランスが崩れてしまうため忠実には描いていない。それぞれを別で描き、レイヤーとして配置構成している。

今回手書き部分はすべてをPhotoshopで描いている。Painterとの併用が多かったが、大きなデータを扱えないと云う欠点があり、使用を断念した。
更には、Mac自信がどうも調子が悪く、いきなりアプリケーションがダウンしたり、細々とした所で異常がみられていた。案の定、入稿が終わった後カーネルパニックが発生、約一ヶ月入院する羽目になった。入稿が終わった後で本当によかった。

最後に、編集部の皆様、各関係者の皆様には色々と丁寧にご指導いただき、本当に感謝申し上げます。またのご贔屓をお待ち申し上げます。(水野)

 

 

ブックス

「小学館の図鑑NEO」くらべる図鑑
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2009-8

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2011年11月20日 © 水野哲也イラストレーション事務所