工房便りダヨ〜ン^^;; |
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2006.7.18 |
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今回はナンチャッテ・フライングブイ。某楽器店に吊されていた中古改造タイプ。この、すこぶる安い買い物は、バンドのギターの子が手に入れた。一枚でお釣りがきた。もちろん購入時一緒に付き合いをし、品定めを頼まれた訳だが、見ての通りピックガードにオリジナルのペイント処理が施されただけの代物で、何処のメーカーかも判らない。女の子が扱うルックスとして意識したのだろう、取りあえず触ってみることにした。 |
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さて…ボディーの使用材はアルダーの感がある。異常に軽い。キャビティーから覗ける色合いも白く、ほぼ間違いないだろう。ネックに関してはマホガニーであろうと思われる。(^^;;実際塗装が乗った状態なのでよく判らない。驚いたことに作りがとても丁寧でローズ指板もきれいに張り付いている。フレットは12Fあたりからエッジが切り立ち、指に当たる。一カ所激しくぶつけたところが1弦側にあったが、演奏に支障はないと判断した。それにしても、弾いてきた形跡が見られない。後はオーナーが触った感じから処理を進めることにしよう。 | |||
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ることならポットとキャパシターの交換をしたいところだ。微妙に音の輪郭がよくなるハズだが、これも次回に流す。とにかく予算がない。 | |||
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今回も前回同様に★型のポジションマークに差し替えていく。準備としてまずはカッターを作り直すことにした。写真はφ3ドリルロッドから切削されたもので、先端の直径は1mm。先端の細さも去る事なかれカッター自身の長さもある程度必要なことから非常に折れやすい。2本用意することにした。本来これから焼き入れ加工を施す訳だが、このドリルロッド自体が硬く粘りもあり、このまま使用することにした。金属を切削するわけではないので十分に耐えられることでしょう。ナンチャッテ^^;; |
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今回力を入れたのはここから。アクリルを直径10mmの円形にカットするカッターを作った。しかも0.3mmの深さでセンターに穴を開けながらカットする。材質はS45Cを使用。もちろん焼き入れ加工もする。左手寝ているものがその本人。右側立っている輩は★の余分な部分を削り去るために作ったカッター。先端に18度の傾斜をつけてある。独自の治具に挟み込み、センターの穴を頼りにクルクル回転しながら★を削り出す作戦。ところが、これが失敗した。ご存じの方も多いと思われるが、アクリルは極低速で切削処理しないとその摩擦熱で自体が溶けだし上手くカットすることができない。右側に見られる約丸一日掛けて作られた治具とカッターが、すべて無駄になってしまった。トホホ… |
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円盤の中にセンターの穴が確認できるでしょう。^^;;表面をブルー(マジックインク)で着色した後、★の頂点だけをトレースする。ニードルで穴を開けるだけ。結構乱暴だけど、これが一番正確に描ける。開けられた頂点を結べばきれいな星形が現れる。後はこの通りに削り出すだけだ。 | |||
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を都合50回こなす。物を作るということは、忍耐力も必要だ。自前の治具よサヨウラナ…^^;; | |||
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縫い合わせる程の傷だったと思うが、包帯を巻き絞り治してしまった。全治一ヶ月といったとこだろうか。幼い頃にやったこの傷のおかげで、そこから先が何故か細いまま成長したようにも思える。今はまったく支障もなく、もちろん神経もかよっているが、当時完治後しばらくの間シビレが残っていた記憶もあり、一歩間違えば指が飛んでいたかもしれない。こんなアホな仕草にも関わらず幼い頃親父の道具を無断で使い、よく刃物で怪我ばかりしていた。今のように道具を使えるようになったきっかけは、親父の大工趣味をよく手伝ったことに欲するが、ある日親父に言われたことがある。もう中学生になってのことだが、「道具、特に刃物の扱いは、自分の指を切って覚えるものだ」と教わったことは鮮明に覚えている。以後、怪我をすることもなくなったのは確かだ。^^;;何事にもおいて経験がものをいう。
このあと★を埋め込む作業があるが、前回詳しく報告していることもあり、省略させていただきます。^^;; 大きな写真はこちらからどうぞ。(800×1067pixel) さて、1/3Guitarの進行状況は〜といえば。。。 |
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